律「いいからさっさとキスしろ」

書いた日2011/1/16

律梓スレ
140行 1100文字


梓「律先輩」

律「んー?」

梓「本なんか読んでないでかまってくださいよ」

律「んー」

梓「……」

梓「……えい」ちょん

律「ひゃあ!」

梓「えい、えい」つんつん

律「わひゃひゃひゃひゃひゃ……って何すんだやめろ!」

梓「……! むー……」

律「……あー、怒鳴ってごめん」

梓「ふん」

律「いじけてる顔もかわいいぞー」

梓「そんなんでごまかされないもん」

律「顔にやけてるぞ」

梓「うるさいです」

律「へへー、かわいいなあ梓ー」

梓「……律せんぱーい」ぎゅ

律「わわっと。今日はやけにかまうんだな」

梓「先輩がかまってくれないからです。せっかく二人っきりでいるのに本ばかり……」

律「そんなら、二人で一緒に読もうぜ」

梓「なんです、その本?」

律「『上手なキスの仕方』」

梓「ふえ!?」

律「これによると人によって口の中のきもちいポイントが違うらしいんだけど、梓のポイントってどこ?」

梓「し、知りませんよそんなの! へんな本読まないでください! 没収です!」

律「あっ、こら、返せ!」

梓「こんなのなくったって先輩は……ごにょごにょ」

律「だってさー、梓ってぜんぜん私にキスしてくんないんだもん」

梓「してるじゃないですか、いつも」

律「私が梓にだろ? そっちからそういうのはないじゃん……」

梓「そうですか?」

律「そうだし。私はいっつも梓とキスしたいぎゅってしたい離れたくないって思ってるのに、
  梓はそういうの違うのかなと思って……くやしいんだよ」

梓「いえ、あの、その」

律「ひょっとして、私のキスが下手なせいでやなのかなー、と思ってさ」

梓「それはないです」キッパリ

律「へ? そう?」

梓「はい」

律「だったらなんでキスしてくんないんだよ—」

梓「だって、そんなの……恥ずかしいです」

律「ねえ、今キスしてよ」

梓「今ですか!? や、だって、そんな」ワタワタ

律「キスしてくれたらご褒美あげる」

梓「…!」ぴく

梓「本当ですね?」

律「おう」

梓「じゃあ、します! しますよ、しますからね!」

律「うん……なんかちょっと恥ずいな」

梓「私の方が恥ずかしいです」

律「目つぶるから」

梓「……うう」プルプル

律「……」

梓「……ちゅ」

律「!」

律「……あずさー。お前なあ」

梓「……なに、律先輩?」

律「へたれ」

梓「うっ」

律「おでこって、小学生か!」

梓「だって、口にとは言いませんでしたよ!」

律「あー、はいはい。ご褒美はなしな」

梓「そんなあ」

律「当たり前だ。なでなでしてやるから、これで満足しろ」なでなで

梓「そんなので……むう」

律「まあ、恥ずかしいのにがんばってくれたんだよな?」

律「次はもっとがんばってくれたら嬉しいよ」

梓「……善処します」

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